こんにちは!
2026年初回に大好きな漫画『からくりサーカス』を挙げましたが、この作品を面白くない、嫌いという人はもちろんいます。
そこで今回は、からくりサーカスに対するアンチな意見も検証してみたいと思います。
『からくりサーカス』が苦手・面白くない という意見を検証してみた
苦手とする人の意見をざっとまとめると以下のようになりました。
ストーリーがくどい・展開が遅い
なんせ43巻という大作なので、中だるみしてしまうのは仕方ないかもしれませんね。
大作の性と言うかなんというか。
からくりサーカスも途中展開がダラダラしている感じがあり、読んでいてこの辺面白くないなと思ったりもしました。
もっと簡潔にまとめていいんじゃないかと。
読み返すと後の話の伏線になっている部分もあるので、一概に不必要とは言えないんですけどね。
でも、藤田先生が描きたいものを全て描こうとしていたのなら、まあ仕方ないかな。
クライマックスにはちゃんと盛り上がって終わってくれたので。
序盤にちょっと出て来ただけのキャラも、終盤に拾ってくれるのが藤田作品の良いところでもありますし。
ただ、いよいよ物語が佳境に入るというところで「勝ハーレム編」と呼ばれる回が続くのですが、言わせてもらえるならここはいらなかった(笑)
それがなくても勝の魅力は十分伝わってたんだけどなぁーと、あくまで個人的な意見ですが。
設定・伏線が回収しきれていない
200年に渡っての人形破壊者と自動人形(オートマータ)の戦いを描いた作品なので、話が複雑極まりない。
「ゾナハ病」「アクアウィタエ」「柔らかい石」「虫」など、やたら情報が多いため、1度に把握するのはとてもじゃないけど無理。
理解するのに時間がかかります。
そして設定が複雑すぎるので、先生自身も忘れているんじゃないかと思う部分がちょくちょくあります。
ここ矛盾しない?最初の頃と設定が違ってない?
ついそうツッコミたくなります。
伏線も回収されないところがありましたし。
これらは後に先生も弁明したり謝ったりしていたので、許してあげたいと思います。
設定に納得いかない方は、先生のインタビューとか読んでみるといいかも。
結構いろいろと補足説明してくれています。
スッキリしたいのでモヤモヤ感が多少残るのですが、それを補って余りある熱量に「ま、仕方ないか」となるのがこの作品。
ファンもそこのところをよく分かっているようです。
全体的に古臭い
まず絵柄が古い(スタイリッシュではない)
それから話もひと昔前の熱血漢がわんさか出てきて暑苦しい。
そしてギャグがスベッていて笑えない。
なかなか辛辣な意見が出ていますねー。
確かに、うなずけるところあります。
斬新な部分もあるんですけど、全体的に見るとちょっと昔の漫画の雰囲気。
特にギャグの部分は、やたら変顔とか人物の動きが多くて騒々しいし。
今の漫画はボケツッコミもサラッとしていたり、セリフのみで流すものが多いので、余計にそう感じます。
上手いこと言えてないし(先生ごめんなさい)
私も笑ったことあまりないかも(ホントごめんなさい)
話も今の時代にはちょっと重たくて、人のためにここまで頑張れるやつっている?と引いてしまうかもしれません。
でもだからこそ、今だからこそ必要なのかも。
人の力や可能性を今一度信じてみたい時。
人とは何かを問いたい時。
何かしらの答えに導いてくれるのがこの漫画ではないかと思います。
逆に先生の作品がオシャレになってしまったら、それは藤田ワールドの崩壊と見るしかありません(笑)
絵柄が苦手
圧倒的に多いのはこの意見。
「絵柄が無理」「線が汚い」「ごちゃごちゃして何が描いてあるか分からない」
前作品の『うしおととら』もそうでしたし、今もあまり変わっていないみたい。
線が細くてオシャレな最近の漫画に見慣れていたら、ちょっと敬遠したくなりますよね。
でもこの画風、慣れるとクセになるんです!
鬼気迫る表情とか慟哭のシーンとか、見事に胸に突き刺さってきますし。
デフォルメされた女性の身体とかも最初違和感を感じるのに、見慣れちゃうとキレイだななんて思ってしまう。
私はむしろ、よくここまで描き込めるなぁーと感心もします。
今もアナログなんですよね。
手描きで一切手抜きをしないって、なかなかできることではないです。
中には「バトルシーンが下手」という意見もありました。
確かに効果音も線も多くて、ちょっとうるさい感じはしますね。
でも迫力満点。
先生には歴代多くのアシスタントがいて、その中から何人ものプロの漫画家が出ているのですが、皆かなり先生のバトルシーンに影響を受けているようです。
私も先生の絵が上手いのか下手なのか、今もよく分かっていません(笑)
ただ、私はもう藤田ワールドにどっぷりハマっているので、これは皆さんの好みの問題だと投げさせていただきます。
作者がウザい
これはヒドい(笑)
でも分かります(分かるんかい)
先生は作品や単行本のオマケ漫画にもよく登場するのですが、まーアツいというかなんというか。
熱量が半端ない。
作品そのままの人だなと思います。
巻末コメントとかインタビュー読んでもそう。
作品への想いがほとばしって収まり切れない感じ。
私は嫌いじゃないです。
昔はSNSもなかったし、作者が情報を発信する機会なんてそうそうなかったから、むしろオマケ漫画やコメントなんてありがたく読んでました。
逆に他の漫画でオマケ漫画ないとちょっとガッカリだったし。
そういう意味では先生はサービス精神にあふれているのかな、と。
先生の話を読んでいても
「俺ってこんなこと考えて描いてるんだぜ」「面白いだろ?」
なんていう押し付けがましい印象は特に受けませんでした。
むしろ読者の反応を気にしているような感じがして、なんだかカワイイです。
なので、もう単に出たがりなんだと、私は温かい目で見ています。
信者がウザい
藤田作品には熱心な読者(信奉者)がいるのですが、こちらが受け付けないという人も一定数いるようです。
これは藤田作品に限ったことではありません。
有名な作品になればなるほど、信奉者とアンチとのバトルは頻繁に起こり得ます。
確かに作品への想いをぶつけたくなる気持ちは分からなくもないですが、それが過熱しすぎると反感を買いかねません。
ましてや過激化して相手を攻撃するようになってしまっては、作者や作品まで貶めてしまうことも危惧されます。
これはもうこちら側の問題。
大切なものを守るためにも、ひとまず冷静になって、双方のネットリテラシーを向上していくことが大切だと思います。
まとめ
からくりサーカスが苦手という人の意見をまとめてみると
- 話が中だるみする
- 伏線が回収されていない
- 全体的に古い
- 暑苦しい
- ギャグがすべっている
- 絵柄が苦手
- 作者や信奉者が苦手
という理由であることが分かりました。
だとすると、「簡潔かつ計算され、スタイリッシュで洗練された漫画」が好きな人には向かないのかもしれません。
あと「静かな漫画」が好きな人にも。
単行本のコメントで5歳の女の子(だったかな)が、ファンレターに「からくりサーカスはむずかしいです」と書いてきて、先生が謝っていたのが印象的でした。
色々な意見を受けながら、真摯に漫画に向き合って、それでもなお描きたいものを描く先生。
その姿勢に拍手を送りながら、私はこれからも藤田ワールドを見守っていきたいと思います。
苦手な人もここを押さえて読めば変わるかも?
面白く読むためのポイントはこちらの記事から☆
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