こんにちは。
2021年から少年ジャンプ+で連載が開始された「ダンダダン」
その人気は衰えるどころか今もなお上昇中⤴
アニメも絶好調で、早くも第3期の制作も決定されています。
そんなダンダダンの人気の理由は、いったいなんなのか?
今回は4つのポイントから考察していきたいと思います。
ダンダダン基本情報
- 作者:龍 幸伸(たつ ゆきのぶ)
- 掲載誌:少年ジャンプ+(集英社)
- 掲載開始時:2021年4月
- 既刊数:21巻(2025年10月最新刊発売)
- 発行累計部数:1,200万部突破(紙・デジタル累計)
主人公の高倉健(愛称オカルン)は、宇宙人やUMAが大好きなオタクでいじめられっこの少年。
ふとしたことから実家が神社のギャル、モモと出会い、悪霊、幽霊、妖怪、宇宙人と、あらゆる怪異と戦うことになり、そこで繰り広げられる捧腹絶倒のバトルアクション。
ーというのが大まかな内容です。
人気の理由① 卓越したストーリー作り
オリジナリティー+リアリティー溢れるストーリー
ダンダダンを一言で表すなら、オカルティック怪奇SFバトルラブコメディー(一言じゃない)です。
オタクの高校生「オカルン」とギャル高校生「モモ」が、宇宙人や妖怪などの怪異とバトルし、日常ではラブを繰り広げるというストーリーになっています。
これだけ聞くとなんだかややこしく思えますが、実は綿密に計算されており、それぞれのパートをバランスよく配合しているため、読んでいて頭がとっ散らかることはあまりありません。
作者の龍先生は以前インタビューで、「作品にリアリティーを持たせるようにしている」と語っていました。
「どんなにオリジナルな構想があっても、そこにリアリティーがなければ薄っぺらい物になってしまう。だから世界観は細部まで作り込む」
そんな先生のこだわりから生まれたダンダダンは、ファンタジーでありながら、かつ現実味を帯びている、唯一無二の作品に仕上がっています。
そもそも漫画はフィクションというか、基本空想の世界の話ではありますが、やはり多少なりと現実味がないと興覚めしてしまいます。
ダンダダンはそのフィクションをベースにしながらも、日常生活や都市伝説などの話も巧みに取り込んでおり、読者に共感を持たせることに成功しています。
「もしかしたら現実にあるかも?」という一種の期待を読者に抱かせてくれる。
そういった点で、頭一つ分飛び抜けている作品と言えるでしょう。
一筋の希望を思わせるストーリー
ダンダダンに登場する妖怪や宇宙人は、皆どれも個性的。
そして、それぞれ悲しい過去や心に葛藤を抱えているキャラが多くいます。
都市伝説妖怪の代表とも言える「ターボババア」は、オカルンに力を乗っ取られ、招き猫の人形の姿で、モモや彼女の祖母である聖子達と一緒に暮らしています。
彼女は恐ろしい妖怪ではありますが、不幸な亡くなり方をした少女達の霊に寄り添う優しい一面も持っています。
アクサラ(アクロバティックサラサラ)は元々は人間で、相次ぐ不幸に耐え兼ね自ら命を絶つという悲しい過去がありました。
作者の龍先生は「怪異(妖怪や幽霊、宇宙人)=悪」という図式にはしたくなかったと話していました。
元々人間だった者もいて、それぞれ悲しい過去や葛藤を抱えながら存在している。
そんな思いから生み出されたキャラクターは、どこか温かみや親近感があります。
そして、彼らの望む形ではないにしろ、人間と関りを持って生きることをある程度受け入れてもいます。
今までの妖怪、怪異ものの多くは、怖くて悪い奴らを特殊な力を持った主人公がやっつけるみたいなパターンでした。
ですがダンダダンでは、退治する側もされる側にも何かしらの理由があるということを描き、勧善懲悪という図式を極力少なくしています。
神社の神官でもある聖子は、そのことを良く分かっていました。
印象的だったのは、安易な気持ちで心霊スポットに入り込み、肝試しをするような人間に向けての彼女のセリフ。
「土足で入り込んで好き勝手するような奴らは襲われても仕方がない。だけど、むやみやたらに人を襲っても駄目だ」
お互いの領域を犯すことはタブーであり、どちらの側にもそれぞれの言い分がある。
そういった戒めを忘れないことで、お互いが共存できる道を拓くことができるかもしれない。
そう教えられた気がしました。
作品の中で消えゆく妖怪に、登場人物のひとりが
「どうか 誰も彼女たちを傷つけたりしない 幸せで 優しい世界へ」
と願うシーンがあります。
もしかしたら、龍先生もそう願いながらこの作品を描いているのかもしれません。
「優しい世界」と「一筋の希望」のあるストーリー。
それがダンダダンの魅力の1つだと私は思っています。
先の見えないストーリー
物語は現在、急展開を迎えています。
回を追うごとに新しいキャラクターが次々と登場し、彼らが何かアクションを起こす度に、その裏に隠された謎が徐々に明るみになってきていますが、未だその正体の全貌はつかみきれていません。
今までは章ごとに完結する形でしたが、最近のダンダダンではそうも言い切れません。
巧みに張られていた伏線がじわじわと首をもたげ、終わったかと思えた話に潜り込んできたり、全く予想もつかない出来事に登場人物が巻き込まれたりして、次に何が起こるのか、読者にはもはや想像がつかなくなってきました。
ノンストップミステリーの様相を帯びてきた物語が、はたして大団円を迎えることができるのか。
今後の展開にも期待大です!
ラブ&青春ストーリー
バトルアクションだけでなく、ギャグやラブコメ要素が盛りだくさんなのも、ダンダダンの魅力の1つです。
オカルンとモモの恋の行方や、2人をめぐる三角関係、妖怪や宇宙人達との交流。
みんなで食べる美味しいごはん。
笑って泣いて、そしてまた笑う、過ぎていく日々をいとおしく感じさせるような描写が、そこかしこに散りばめられています。
ずっとキモイと言われ続けいじめられっこだったオカルンに、少しずつ友達や仲間ができていく過程もいい。
周りから「高倉君ちょっとカッコいい」とまで言われるようになったのが、ただただ嬉しい…( ノД`)
人気の理由② 個性的で魅力的なキャラクター
読者の方からも言われていますが、ダンダダンのキャラクターは、皆個性的で魅力的です。
口が悪くて見た目ギャルなモモも、困っている人を見捨てられない優しさや、好きな人には肝心なところで奥手だったりというギャップがあり、とても可愛く思えてしまいます。
これまた口の悪いぶりっこのアイラちゃんも、意外(?)とタフですし、とにかく皆いいキャラしてる!
「こいつはムリ」というやつももちろんいますが、それだけ登場人物に感情移入してるということは、ハマっている証拠。
やはり魅力的なキャラクターがいるというのは、面白い漫画の必須条件ですね。
人気の理由③ 卓越した画力
既にお読みの方にはもう説明の必要がないとは思いますが、やはり惹きつけられるのは鬼レベルの画力!
特に見開きのバトルシーンの迫力と緻密さは圧巻です!
画面を平面ではなく立体的に捉え、上から下から横から斜めからでも、ありとあらゆる角度から自由自在に描くことができるのは、並大抵の画力ではありません。
瓦礫や石つぶて、木屑など細かい部分も丁寧に描かれており、まるで戦いが目の前で行われているかのような臨場感を味わえます。
龍先生の画力の高さは漫画家の間でも有名で、「チェンソーマン」の藤本タツキ先生や、「ゼブラーマン」の山田玲司先生など、名立たる作家達が絶賛しています。
ギャグや日常のシーンは、これまたバトルとは一味違って、可愛いキャラがのびのび生き生きと動き回っています。
表情も豊かで、会話もテンポよく飽きさせません。
かと思えば一転してシリアスに切り替わる。
その緩急の付け方が見事です。
私のお気に入りの顔は、モモがカニを食べているところ!
あの変顔、アクスタでほしい(笑)
週刊連載の人気作家さんは、毎週締め切りに追われる上に、単行本やカラーページ、特集などとめまぐるしい日々を送られていると思いますが、忙し過ぎるせいか、ペン入れできない状態で本誌に載っている時もあるんですよね。
それがこの漫画では見当たらない。
細部まで手を抜かないクオリティでほぼ毎週連載しているなんて、ちょっと信じられません。
もしかして龍先生寝てないのかな?
人気の理由④アニメもクオリティが高い!
ダンダダンのアニメは2024年秋に第1期が放送され、そのクオリティの高さに視聴者の間で大きな話題となりました。
続く2025年夏には第2期が放送。
早くも第3期の制作も発表されています。
制作会社は「サイエンスSARU」
独特の表現とクオリティの高さで業界内でも高い評価を得ている会社です。
私もアニメ観ていましたが、まー面白かった!
あっという間の30分と1クールが過ぎて、「あれ?もう終わっちゃったの?」と残念に思っていました。
映像で観ると、キャラの表情や動作がより生き生きと表現されていて可愛さマシマシですし、そして何よりバトルシーンが圧巻でしたね。
漫画だとずっと戦っている印象があるので、私はアプリでは結構流し読みしちゃうんですが、アニメだと間延びすることなく一気に観れるので、バトルの迫力に没入できます。
そんなアニメの出来映えもあって、ダンダダンの人気はさらに高まっているようです。
まとめ
ここまで大まかに4つの理由を挙げて、ダンダダンの人気の秘密を追求してきましたが、これだけでは足りないくらい、まだまだ作品には魅力がいっぱい詰まっています。
未読の方はぜひ読んでみてください。
きっと面白いと言われる理由が分かるはず。
そして一度入れば抜けられない、ダンダダンワールドの沼にハマってみませんか?

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