シングレ最終話まであと5話!オグリキャップの軌跡を振り返る①

ウマ娘

こんにちは!
漫画『シンデレラグレイ』も残すところあと5話となってしまいました。
悲しい…悲しすぎる!

ヤングジャンプの表紙に「完結まであと5話!!」と記載され、12月25日発売の本誌に最終話が掲載予定。
約5年半の連載に幕を下ろすことになりました。
悲しい…!

競馬の有馬記念に合わせてきたのも、アニメのシングレの有馬記念(1回目)の終了に合わせてきたのも、ホントにニクい演出です。

そこで今回は、シングレ開始から現在連載中の有馬記念までをおさらいしながら、最終回に向けてシングレの歴史を振り返っていきたいと思います。

最終話まであと数話! 登場から現在までのオグリの軌跡を振り返る

初登場「スターはここにいる」

地方のレース場カサマツに忽然と現れたウマ娘オグリキャップ
トレーナーの北原穣と出会ったことから、彼女の伝説が始まります。

当初は変なウマ娘としか思われていなかったオグリですが、その別格の走りによって徐々に周りの評価は変化し、「怪物」とまで称されるようになりました。

自分をサポートしてくれる親友ベルノライト
最初は意地悪だったクラスメイトのノルンエースやその友人たち。
ライバルとなる同じ葦毛の優等生フジマサマーチ
そしてオグリを見出し一緒に天下を獲る夢を描く北原。
たくさんの仲間と出会い、支えられ、走る目標を見つけたオグリ。

泥だらけで葦毛の「灰被り姫」が、やがて「怪物」と呼ばれ日本中を席巻するほどのスターとなる、その序章。
見せ方がいいんですよね。
彼女がオグリキャップだということを後の方まで伏せていたり(バレバレだけど)、最初の走りを見たのが北原だけだったり(他の人達はたまたま気づいていなかった)と、随所に巧みな演出が施され、期待値が高まるように仕向けてあります。
「スターはここにいるじゃねぇか」と北原がつぶやくシーンも、見開きで「オグリキャップ」と自身の名を語る姿も、これから始まる壮大なドラマを感じさせ、1話から惹き込まれてしまいます。

「序章カサマツ篇」完・いよいよ中央へ

良きトレーナーや仲間、ライバルを得て、ますますその実力を発揮してゆくオグリ。
北原と共に「東海ダービー」に出場し、マーチと戦うという夢を持ちますが、オグリの活躍が中央に知られるようになり、状況は変化していきます。
彼女の中央へスカウトしたいと申し出る皇帝・シンボリルドルフ
彼女の提案に北原は揺れ動きます。

そしてそオグリもまたその影響を受けていました。
ただ全力で走りたいだけという彼女なのに、周りの思惑が足かせとなってレース中の彼女の脚を重くし、前へ進むことができない。
そんな苦しむオグリの姿を見て我に帰った北原は、「走れ!」と彼女に声を掛け、オグリに天下を獲る夢を託します。
それに応え、吹っ切れたかのようにスパートを掛け、あっという間にゴールを切ったオグリ。
彼女の強さを証明し終えると、中央への移籍の決意を皆に表明しました。

涙腺崩壊の神回です。
好きなエピソードランキング(公式)でも堂々の1位を獲得した回です。
自分の夢よりオグリのことを優先し、「お前は天下を取るウマ娘なんだから」と送り出す北原にも、その想いを受け止め、前へ進むことを決めたオグリにも涙が止まりません…;つД`)
名セリフ、名シーンも詰まりに詰まっているので、単行本を持っている方は繰り返し読んでください。

この「序章カサマツ篇」は終わりと共に、田舎の灰被り姫がシンデレラとなる階段を駆け上ってゆく開幕篇でもあり、読んでいてワクワクが止まりません!

ライバル「タマモクロス」との出会い

中央へと駒を進めたオグリ。
地方とは格違いの規模や猛者たちに怖気づくかと思いきや、いつもと変わらぬマイペースさ。
オグリの情熱は走ることと食べることにしか向いてませんので(笑)
それでも彼女の強さはすぐ周囲に知られることになります。

しかし、移籍でバタバタしていてクラッシック登録をしていない彼女。
クラッシックレースのダービー(G1)に出られず、ルドルフに直談判することになります。
陣営に懸命に説得を試みるルドルフでしたが、結局規定の変更は認められず、オグリのダービー出走は叶いませんでした。
ですが、メディアや一般人までもオグリのダービー出走に働きかけるなど、オグリ人気は日に日に高まり、皆が彼女に夢を抱くようになります。

その間にも着々と戦績を重ねてゆくオグリは、現役最強とされるタマモクロスと出会います。
秋の天皇賞(G1)で初顔合わせの2人は、お互いをライバルと意識しながら戦いますが、結果は覚醒してゾーンに入ったタマモクロスの勝利。

その後もジャパンカップ(G1)で死闘を繰り広げますが、まだゾーンに入れないオグリは3着。
掴みそうで掴めない別次元への入り口にモヤモヤした思いを抱えながら、舞台は有馬記念(G1)へと移ります。

見どころは生涯のライバルとなるタマモクロスとの出会い。
彼女の強さを目の当たりにしたオグリは、今まで以上に勝利への渇望を見せますが、未だ「怪物」の真価を発揮するには至りません。

そしてタマモクロスの突然の引退宣言。
ずっと一緒に走れると思っていたオグリはショックを隠し切れず動揺してしまいます。
こんな状況のまま、果たしてオグリは勝つことができるのか?
目標とするタマモクロスを超え、初のG1勝利を手にすることができるのか?

揺れながらも見える一筋の光。
この光が、彼女の活路となるのか否か。
期待と不安を読者に持たせたまま、物語は進んでいきます。

「有馬記念」勝利の行方と「白い稲妻篇」完

オグリにとっては初めての有馬記念で、タマモクロスとの最後のレース。
タマモクロスに「君に憧れるのはもうやめだ」と正面切って伝えますが、心の中ではまだ何か葛藤を抱えている様子。

レースがスタートし、オグリは自分のペースを守りながら走ります。
ベルノライトのアドバイスもあって、急な勾配の坂も走りやすく感じていました。

しかし、最終コーナーに差し掛かかる前にタマモクロスがゾーンに突入し、周りを圧倒するスピードでオグリとの一騎打ちを挑んできます。
彼女はゾーンを意図的に制御できるまでに成長していました。
凄まじい「白い稲妻」の圧を背後に感じるオグリ。
そこにディクタストライカもゾーンに突入。
「弾丸シュート」と呼ばれる末脚で、オグリを追い詰めます。
背後から2人のプレッシャーを受け、体力的にも限界なオグリでしたが、追い詰められた彼女はその瞬間に「答え」を見つけました。

母のおかげで走れるようになり、カサマツのみんなと出会って走る楽しさを知った。
中央に来てタマモクロスやみんなのおかげでここまで来れた。

戦うべきは他の誰でもない、自分自身。
なぜなら自分は「走る為に生まれて来たのだから」とーー。
ーーそれは真の「灰の怪物」が生まれた瞬間でした。

覚醒した怪物と白い稲妻は並び走りながら、心で語り合います。
本当ならずっと一緒に走っていたかった。
そんな叶わぬ夢は終わりを迎え、わずかに先にゴールしたのはオグリ。
G1初勝利を手にし、新しい時代の幕が開けました。

「永世三強篇」開幕

有馬記念の勝利、タマモクロスの引退を経て迎えた「新時代」
オグリは世間から一層注目されるようになりますが、お構いなしのマイペースで日々練習に励んでいました。
しかし脚に怪我が判明し、休養を余儀なくされてしまいます。
オグリと並ぶと称されるディクタストライカもスーパークリークも同じく怪我で休養中。
スター不在と噂される中、オグリと同じく地方から中央へと移ってきたイナリワンが頭角を現してきました。

どこを見渡してもオグリ一色のフィーバーぶりにカチンと来ているイナリワン。
「江戸にイナリワンあり」と知らしめたいと、オグリに宣戦布告をかまします。

ここから「永世三強」時代が始まり、オグリは新たなライバルを得ることになるのですが、いろいろと試練もありそうでちょっと不安。
新たな時代は果たしてオグリにとって順風か、それとも逆風か。
ライバルの存在はオグリの成長にどう影響するのか。
この永世三強篇はシングレのメインとも言える重要なエピソードで、他よりも長く時間を使って描かれていました。

おさらいまとめ

ここまでサラッとおさらいしてきたつもりでしたが、ついアツくなってまた書きすぎてしまいました。

これから最終話まで、シングレの軌跡を少しずつ書いていこうと思いますので、皆さん単行本(あるいはスマホ)を片手にどうぞお付き合いくださいませ。
よろしくお願いします!
(連載が終わるまでに間に合うかな…)

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