こんにちはー!
皆さん漫画読んでますか?
本日のテーマは、大人気漫画『カグラバチ』の作者、外薗健先生について。
皆さん気になりませんか?
あの世界観はどこから生まれたのか。
どんな風に創られているのか。
外薗先生の人物像や、大ヒット漫画の誕生秘話など、担当編集さんのインタビューを元に探っていきたいと思います。
それでは、Let’s go!!
『カグラバチ』作者の素顔に迫る! 大ヒット作品はどうやって生まれた?
作者基本情報
- 姓:外薗健(ほかぞのたける)
- 年齢:25歳(2025年現在)
- 出身:大阪府
- デビュー作:『炎天』 2020年・第100回手塚賞で準入選
- 現在:23年9月より『週刊少年ジャンプ』で『カグラバチ』連載中
週刊少年ジャンプで「カグラバチ」描いてます。ほかぞのたけると読みます。これでもかというほどに漫画を描こうとしています。
引用元:外薗健公式X
まだ25歳!若い!
ジャンプの作家さんって、若い内にデビューされた方結構多いんですよね。
『ONE PIECE』の尾田先生は、連載開始時22歳という若さでしたし。
『NARUTO-ナルト-』の岸本斉史先生、『銀魂』の空知英秋先生がデビューしたのも20代前半の頃です。
まだまだ伸びしろ充分な年齢。
今後が楽しみですねー♪
外薗先生ってどんな人?
19歳で手塚賞準入選。それから約2年後に連載を始めたという経歴を持つ外薗先生。
漫画の制作を始めたのは、COVID-19のパンデミックの最中と言われています。
また、担当編集者の今村氏によると、外薗先生は非常に親切な人だそうです。
それから驚くことに、先生はここ10年くらい美容院に行っておらず、ご自身で髪を切っているんだとか!
なのにいつもきちんと整えられており、先生は漫画だけでなくヘアスタイリングの才能も持っているかもと、今村氏は話しています。
これ、めちゃくちゃ面白くないですか?
髪切るのって技術とセンスが要りますよね。
きっと外薗先生は、生まれつき器用さと美的センスを持ってらっしゃるのでしょう。
画力が高いのも納得です!
私としては、先生が美容師として活躍する姿もちょっと見てみたいかも(笑)
作品一覧
外薗先生のデビューからの作品は以下のようになります。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 作品名 | 掲載誌 | テーマ・ジャンル | |
| 1 | 炎天 | GIGA2021年春号 | 霊獣退治もの・デビュー作 第100回手塚賞準入選 |
| 2 | さらば!チェリーボーイ! | GIGA2021年春号 | ギャグ |
| 3 | CHAIN | GIGA2021年夏号 | 忍者もの |
| 4 | まどぎわで編む | WJ 2022年19号 | 学生生活 ※ジャンプ・ショート・フロンティア |
| 5 | ロクの冥約 | WM 2022年36・37合併号 | 地獄の悪魔と青年の物語 |
| 6 | カグラバチ | WJ 2023年42号~連載中 | 剣劇アクション |
| <掲載誌>集英社 | WJ:週刊少年ジャンプ GIGA:ジャンプGIGA |
| ジャンプ・ショート・フロンティア | 『週刊少年ジャンプ』で2021年13号から始まった短編読切企画。正式名称は『ジャンプ・ショート・フロンティア‼ -短編読切シリーズ-』 |
デビュー作も入れて6作品目にして、見事WJの週刊連載を勝ち取りました!
連載が始まると瞬く間に海外で話題となり、その人気には先生も驚いたそうです。
大ヒット作『カグラバチ』誕生秘話
ここからは、大ヒット作となったカグラバチの誕生秘話を、今村氏のインタビューを引用しながら取り上げていきます。

以下の内容は、過去のインタビュー記事から抜粋、引用したものを含みます。
参考記事:2024年のマンガピックス:編集者インタビュー第2弾「カグラバチ」
Q:カグラバチが誕生した経緯は?
A:作者が「リベンジストーリーを作りたい」と言ったから。当時、少年誌では比較的珍しかったが、過去に作者が描いていたことから、面白い作品が生まれる可能性があると信じたから。
作者がリベンジストーリーを書きたかったのは、好きなジャンルだから(多分)と今村氏は語っていました。
外薗先生本人も「血しぶきが上がるアクションを描きたかった」と、別のインタビューで答えています。
洋画好きの外薗先生は、タランティーノや「John Wick」などが特にお気に入りで、そういった映画に見られる復讐ストーリーを漫画で描きたかったのだそうです。
復讐というダークなストーリーは、少年誌では受け入られにくい傾向がありますが、それをあえて自分が描きたいものを描いたという姿勢に、先生の強いこだわりを感じます。
Q:独特の世界観はどのようにして生まれた?
A: インスピレーションはおそらく西洋の映画から。他にも日本の要素が際立つゲーム「Ghost of Tsushima」など。海外から見た日本の「クールジャパン」というイメージから、「刀」や「金魚」など、典型的な日本のアイテムを取り入れている。
以前、雑誌のインタビューでもこう語っていました。
血と同じ理由で、ニシキゴイを絵にできたら、白黒のマンガの中でパキッと映えるんじゃないかと思いました。ギリギリまで迷って金魚に変えたんですが、エセ日本で妖刀を持っている主人公がいて、それを振るうと金魚が出てくる。“それ、描きたいな”という絵のイメージから、作品の構想を進めていきました」
『ダ・ヴィンチ』2024年11月号
「コミックダ・ヴィンチ」掲載のインタビュー記事より抜粋
刀とか金魚とかのモチーフは、こうやって生まれたんですね。
とっても興味深い。
Q:千紘はどのようにして創られた?
A: 「全身真っ黒のキャラってかっこいい」と外薗が言ってたことで生み出された。最初は印刷された時の色のにじみや、シーンが完全に黒くなることへの懸念があったが、結果的には良い効果となった。千紘がスムーズに闇から現れるシーンなどはその良い例。
Q: 物語の進展や方向性はどのように考え出される?
A: 主人公の千紘が精神的な成長を経て身体的に強くなる、典型的な少年漫画のような展開を想定している。それを達成するために、物語の初期には強力な敵を導入した。千紘は父親を殺した毘灼への復讐が目標であり、その毘灼は物語の究極のボスであることを設定している。
Q:物語を作り出すプロセスについて
A:週に一度か二度、外薗と対面で会議を行っている。1つの章が終わると次の章と、順番に話し合う。全体のストーリーの枠組みは大まかに定義されているため、現在のプロセスはそれに基づいて各章の詳細を具体化すること。
Q:非常に特徴的なパネルワークなどに関してアドバイスを与えることは?
A:それは完全に外薗の作業であり、大きな変更に関しては滅多にない。細かいアドバイスなら時折。
Q:「カグラバチ」のハイライトは?
A: 疑う余地なく、アクション。
ーうんうん、間違いない。
Q: 影響を受けたマンガ作品は?
A:「Naruto」が大好きで、かなり影響を受けている。マンガ家になるという志も「Naruto」に由来している。他にも「チェンソーマン」「進撃の巨人」「亜人」など。
これ分かります!
建物とかめちゃ「Naruto」だなーって思ってました。
Q:外薗先生の成長や変化について気づいた点は?
A:「カグラバチ」の始まりとともに彼のアートワークは急速に成熟した。忙しい週刊連載の中でも、絵に多くの努力を注いでいると信じている。
確かに、1巻と最新刊では絵の感じもだいぶ変わって、というか洗練されてきていますね。
週刊連載という過酷な作業の中で鍛えられた部分もあると思います。
あと、変化としてもう1つ。
先生は最近散歩を始めたそうです(笑)
近所を歩き回りながら考える方が進展があるんですって。
Q:編集者として、お気に入りのシーンは?
A:第10章で千紘がシャルを救うために車に飛び込む場面。見事なアクションに引き込まれた。
車に飛び込みながら敵を斬るアクションシーンは、私も見惚れちゃいました!
Q:「カグラバチ」の将来の計画や目標は?
A:これからもっと人気のあるマンガになってくれることを期待している。高い国際的人気と共に、日本国内での人気も維持していきたい。最終的なゴールはアニメ化。
これはもう決定済みですよ!良かったですね♪
まとめと感想
いかがでしたか?
外薗先生と編集さんのアツい想いがインタビューから伝わってきますね。
先生の好みとか日常のことも少し分かって面白かったですし(笑)
漫画を読むたびに、2人があーだこーだと話し合ってる姿が浮かんできそう。
これからも二人三脚で、面白い漫画を創っていってほしいですね。
応援してます!


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