こんにちは!
「シンデレラグレイ」最新話・208R。
12月11日発売のヤングジャンプに掲載され、早くもSNS上で盛り上がっています。
残すところあと3話かあ。
刻々とその時が迫ってきているんですね…。
寂しさを吹き飛ばすためにも、今日も振り返り第4弾まいります!
最終話まであと数話! 有馬記念を振り返る
オグリキャップという社会現象
記録づくめのジャパンカップの後、巷はウマ娘達の話題で持ち切りです。
その中心にいるのがオグリキャップ。
彼女の人気はもはや社会現象とも言えるまでになっていました。
ですがその裏では、ウマ娘達はそれぞれの苦悩を抱えています。
ディクタストライカは怪我の治療のため休養。
メジロアルダンは屈腱炎という大きな故障が判明し、次にいつレースに出られるか分かりません。
そしてイナリワン。
オグリとスーパークリークが「二強」と称えられることに焦りと苛立ちを感じています。
自分が成したかったことをオグリがすべて先に成し遂げてしまったことで、自分の存在意義を見失いかけていました。
そんな彼女の前に現れたのは、学園の「三英傑」の1人・ミスターシービー。
世界の主役は自分自身なのだから、君がやりたいようにやればいいとイナリに告げます。
その言葉に吹っ切れたかのような様子を見せたイナリ。
どうやら心は決まったようです。
この辺りは好きなエピソードとして(勝手に)ランキングした記事に書いていますので、併せて読んでいただけると嬉しいです。
↓
シンデレラグレイ好きなエピソード勝手にランキング!(2位&1位)
そしてオグリに勝つためにあえて敵となると決めたクリークは、オグリに向けて「叩きのめす」と大胆に宣言。
その言葉に昂る胸の内を隠し切れないオグリですが、果たしてこの気負いが吉と出るのか凶と出るのか。
一抹の不安をぬぐい切れぬまま、有馬記念が始まります。
有馬記念・勝利の行方は?
熱狂の中始まった有馬記念
クリークとオグリが対峙し、クリークはオグリに悪役(ヒール)に徹すると告げます。
主役を目指すのではなく、敵として対等にオグリと戦いたい彼女。
オグリもそれを受けて負けられないと静かに奮起します。
それにしても気になるのがイナリの静かさ。
いつもの快活な彼女はなりを潜め、オグリでさえゾッとするような雰囲気を纏っています。
雨の中レースがスタート。
今日のオグリは積極策を取り、早々と先頭集団に位置付きます。
マイルやジャパンカップの連闘でハイスピードに慣れたオグリに、他のウマ娘達は置いて行かれまいと必死で食い下がります。
しかしそんなハイスピードさえもスローペースの様に感じられるオグリは、何か違和感を覚えていました。
そしていつしか彼女の胸の中は、「勝ちたい」というより「負けてはいけない」という思いにすり替わっていました。
そこで動いたのはヒール・スーパークリーク!
彼女はジャパンカップでの敗北で自分の実力不足を悔しく思い、基礎トレーニングを徹底していました。
戦略もプライドも捨て、ただひたすらに速さだけを求めた彼女の執念が、今実を結ぼうとしています。
トップに躍り出た彼女の隣で、オグリは後方へと下がっていきました。
ペース配分を間違えたオグリに冷ややかな視線を送りながら、距離を引き離してゆくクリーク。
オグリは負けてはいけないという思いの元、ゾーンに入ろうとしますが上手くいきません。
体力が底を尽き、前へと脚が出ないオグリですが、クリークはまだ葦毛の怪物の底力に油断はできないと脚をゆるめません。
完膚なきまでにオグリを叩きのめそうとしたその時、彼女の後ろから迫ってきたのは、篝火のようなオーラを発したイナリワンでした。
走ることの楽しさ
なおも伸びるクリーク、迫るイナリ。
勝負の行方はまだ分かりませんが、そこにオグリが絡んでくることはもはやありませんでした。
ゾーンに入る感覚をようやく掴んだイナリ。
そこに至るまでに必要なことは、あまりにも単純で当たり前すぎて、彼女自身忘れていたもの。
走ることがたまらなく楽しいーーただそれだけでした。
イナリとクリークはほぼ同時にゴール版を過ぎ、結果は写真判定にゆだねられます。
ゴールを切ってもなお楽しかったと笑うイナリ。
勝利の女神は彼女に微笑みました。
レコードタイムを打ち出し、てっぺんを取ったイナリの喜びがあふれ出ます。
レース前は二強対決だと騒がれて、それほど注目されていなかった彼女の勝利に、周りは驚きを隠せません。
しかし、それよりもさらに周囲を驚かせたのはオグリの着順でした。
今まで負けたレースでも2着に入っていたのに、この有馬では5着。
トップ争いに絡めなかったオグリの姿に、人々は戸惑いを隠せません。
オグリの勝利を期待し、素晴らしい記録を打ち立ててくれると信じていた人々のざわめきは、果たしてオグリの耳に届いていたでしょうか。
有馬記念はイナリの覚醒と勝利に驚かされたレースでした!
迷いを捨て自分の走りを貫いた彼女はもう脇役なんかではありません。
立派なレースの主役であり、晴れてオグリやクリークと並ぶ存在にまで昇りつめたのです。
プライドを捨て勝利へとがむしゃらな執念を見せたクリークもカッコよかった。
私はこのレースでクリーク好きになりました♪
単行本16巻の表紙にはオグリ、クリーク、イナリの3人が載っていますが、カバーを外すと実は…。
レースの内容を暗に示していたんですね、怖い怖い!
単行本持っていて見ていない方いるかなー?
いたらすぐチェックしてください!
永世三強篇・完 新たなステージへ
有馬記念を終え、学園では1年を締めくくる慰労会が行われています。
喜びはしゃぐイナリ。
最後の勝利争いに食い込むことができなかったヤエノムテキは、何か思い悩んでいる様子。
彼女はオグリが5着だったことにショックを受けており、そんな自分に困惑していましたが、怪物も自分達と同じ生き物なのだと少しだけ安堵もしていました。
何かヒントを掴んだようなヤエノ。
この時彼女が感じたことは、今後の戦い方に大きく影響することになります。
ヤエノちゃんも好きなので、ぜひ頑張ってほしい。
有馬の後、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンは「永世三強」と呼ばれ、時代を創った立役者として永きに渡って語り継がれていくことになります。
しかし当のオグリは有馬での敗北から立ち直れていない様子。
暗いトンネルを抜けるのはもう少し先のことになりそうです。
おさらいまとめ
いやー、激アツのレースでしたー!
イナリの原動力が走りへの喜びだったのが、彼女らしくて良かったです。
単純だけどウマ娘の本質をついているなと。
それを示唆したシービーちゃんの功績は大きいですね。
それとは反対なのがオグリ。
「勝たなくてはならない」という決意が、何やら義務感に囚われているようで心配です。
この後スランプに陥るオグリですが、そこに救世主が登場!
彼女を救えるのは、やっぱりあの人しかいません!
新たなオグリ伝説を創るためにも、どうか頑張ってほしいものです。
それではまた次の記事で。
(急がなきゃ!)


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